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zoom RSS ア・フュー・グッドメン(1992年 アメリカ)

<<   作成日時 : 2018/07/11 23:40   >>

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キューバ・グアンタナモ海軍基地。ある日の晩、ライフル保安中隊第2小隊の海兵隊員・サンティアゴ1等兵(マイケル・デロレンツォ)が殺害される事件が発生します。サンティアゴ1等兵が、ドーソン上等兵(ウォルフガング・ボディソン)の違法発砲を密告しようとしていたという情報が漏れてしまったのが原因でした。就寝中に、ドーソン上等兵、その部下・ダウニー1等兵(ジェームズ・マーシャル)が部屋に侵入し、口や手足などを粘着テープで巻き、激しい暴行の末、死に追いやったのです。


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数日後、アメリカ・ワシントンDC。アメリカ軍海兵隊内務課のギャロウェイ少佐(デミ・ムーア)は、上官に、ドーソン上等兵とダウニー1等兵の弁護をしたいと申し出ます。軍事法廷には、自分のような海兵隊に精通した弁護人が必要で、自分なら、その役割が務まるというのです。しかし、申し出は却下されてしまいます。ギャロウェイ少佐は、内務課に配属されているだけあって、調査能力は大変優れていましたが、弁護に関しては、まだまだ経験が浅かったのです。実際に弁護を担う事になったのは、わずか1年前にハーバード大学のロースクールを卒業したばかりで、まだ法廷の経験がなかったキャフィ中尉(トム・クルーズ)でした。



しかし、キャフィ中尉には、弁護人として大きな欠点がありました。十分に能力を身に付けている弁護人であるにも関わらず、仕事に対するやる気がまるでなく、趣味の草野球に没頭してばかりいたのです。ある日、キャフィ中尉は、事件の弁護の打ち合わせに出席しなければならなかったにも関わらず、草野球に没頭し、気が付けば、約束の時間から15分も経過していました。キャフィ中尉は、緊急事態に気付くと、慌てて打ち合わせの会場へ向かいます。そして、上官から、次の水曜日にキューバへ調査をしに行くよう命じられます。また、キャフィ中尉の仕事を補佐する弁護人として、ワインバーグ中尉(ケヴィン・ポラック)が抜擢されます。その後、キャフィ中尉とワインバーグ中尉は、調査の打ち合わせのため、早速、ギャロウェイ少佐の元を訪れるのでした。



サンティアゴ1等兵は、生前、転属を願う手紙を遺していました。グアンタナモ海軍基地で行われる厳しい訓練に、自分一人だけがなかなかついて行けず、岩山での訓練で思うように体が動かなかった時には、軍曹の手によって、山から突き落とされ、意識を失った事もありました。しかし、医師の診断は、「日射病」(※現在は「熱中症」と呼ばれています)でした。サンティアゴ1等兵は、次第に基地の中で孤立していき、毎日の食事も、自分だけ、離れた場所で摂るようになりました。また、この手紙には、ドーソン上等兵の違法発砲の事実が綴られていました。サンティアゴ1等兵は、確かに、違法発砲を目撃していたのです。サンティアゴ1等兵の死後、手紙を読んだ司令官のジェセップ大佐(ジャック・ニコルソン)は、サンティアゴ1等兵が、数多くの部署に同じ手紙を送っていた事実を知り、不快感を露わにします。



数日後、キャフィ中尉とワインバーグ中尉は、既に逮捕され、ワシントンDCに戻っているドーソン上等兵とダウニー1等兵に面会します。キャフィ中尉は、サンティアゴ1等兵の事件、ドーソン上等兵による違法発砲について、一つ一つ質問していきます。堅苦しい人間関係を嫌うキャフィ中尉は、自分の事を「サー」と呼び、キビキビとした口調で何かのマニュアルをなぞるように話す2人の態度に苛立ちを覚え、なかなか話が噛み合いませんでした。キャフィ中佐は、モヤモヤしたものを抱えたまま、ワインバーグ中尉、そして、ギャロウェイ少佐と共に、キューバへ向かいます。



キューバ・グアンタナモ海軍基地に到着した一行は、ジェセップ大佐への挨拶を済ませ、早速、ケンドリック中尉(キーファー・サザーランド)の案内で、サンティアゴ1等兵の部屋を訪ねます。血に染まったベッド、軍服が綺麗に整頓されているロッカーを皆がじっくりと眺める中、ケンドリック中尉は、サンティアゴ1等兵の欠点を次々に並べ立てます。キャフィ中尉たち一行とグアンタナモ海軍基地の上官たちとの温度差、事件の真相の追求の難しさをまざまざと見せつけられた瞬間で、キャフィ中尉は、しばらく言葉を失ってしまいます。

その後、キャフィ中尉たち一行は、ジェセップ大佐をはじめとするグアンタナモ海軍基地の上官たちとの食事会に臨みます。キャフィ中尉は、事件に関する質問をジェセップ大佐に遠慮なくぶつけ、ジェセップ大佐は淡々と答えます。そして、食事会が終わろうとしたその時、ギャロウェイ少佐が質問をし始めます。どうやら、2人の質疑応答を見て、納得がいかない場面があったようです。キャフィ中尉は、「もう時間だから」と止めに入りますが、ギャロウェイ少佐は、物事を徹底的に掘り下げないと気が済まない性分のため、それを遮って、ジェセップ大佐を質問攻めにします。すると、ギャロウェイ少佐の毅然とした態度が癪に障ったのか、ジェセップ大佐が牙をむき始めます。ギャロウェイ少佐に向かってセクハラ発言をし、キャフィ中尉の性格の良さや学歴の高さを馬鹿にし始めたのです。キャフィ中尉も、ギャロウェイ少佐も、全く意に介さなかったのですが、グアンタナモ海軍基地の闇の深さを感じた事だけは確かでした…。



ブロードウェイでロングラン・ヒットとなった舞台劇が原作となっているこの映画の鍵となるのは、デミ・ムーア演じるギャロウェイ少佐の強烈な個性です。良く言えば、調査能力が大変優れているのですが、悪く言えば、物事を徹底的に掘り下げないと気が済みません。その個性は、トム・クルーズ演じるキャフィ中尉を鼓舞するシーンにも表れています。グアンタナモ海軍基地のあまりの闇の深さに、キャフィ中尉は何度もくじけそうになるのですが、その度に、ギャロウェイ少佐は、「腰抜け!」と容赦なく怒鳴って、鼓舞するのです。私の目から見て、少々やり過ぎな感じが否めませんが、ギャロウェイ少佐の個性をこのような設定にしないと、グアンタナモ海軍基地の上官たちと上手く対峙できないので、ギャロウェイ少佐の強烈な個性は、この映画の鍵と言えるのではないでしょうか。



また、ジャック・ニコルソン演じるジェセップ大佐の威圧感も、非常に強烈なインパクトを与えていました。自分より出世が遅い者、訓練を器用にこなせない者などの弱者を容赦なく見下し、また、何の迷いもなく、慣れた様子で、サンティアゴ1等兵の殺人事件のような凶悪な事件を揉み消す様子に、遠い昔に人間らしさを失ったような空恐ろしさが感じられました。



この映画の後半についてあまり詳しく書く事は出来ませんが、少しだけご紹介すると、いよいよ、事件の真相に迫る軍事法廷のシーンを中心に物語が展開されます。軍事法廷のシーンは、トータルで約1時間超の長丁場ですが、法廷にいる人全員の軍服の見事な着こなし、きりりとした立ち居振る舞いと、テンポのいい台詞回しのおかげで、全く退屈せず、観る者を疲れさせない工夫がきちんとしてあるのがよく分かります。まだ、この映画をご覧になった事がない方は、ぜひ、それぞれの役の強烈な個性を味わってみたり、軍事法廷のシーンのテンポの良さを感じてみたりしてはいかがでしょうか。


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