外国映画案内〜週末に一人で観てみたい〜

アクセスカウンタ

zoom RSS ル・アーヴルの靴みがき(2011年 フィンランド・フランス・ドイツ)

<<   作成日時 : 2017/12/06 19:19   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0


ル・アーヴルの靴みがき [DVD]
キングレコード
2017-08-02

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ル・アーヴルの靴みがき [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



フランス北部・ノルマンディー地方にある港町ル・アーヴル。マルセル(アンドレ・ウィルム)は、ベトナム移民のチャング(ゴック・ユン・グエン)と一緒に、地元の駅の構内で靴みがきとして働いています。マルセルは、一人で高級革靴店の前で、店主に無断で靴みがきの仕事をしたり、友人・イヴェット(イヴリヌ・ディディ)が営むパン屋から「後でツケで払っておくから」と言って、勝手にバゲットを1本持っていったりと、人様に迷惑をかける事がしばしばありましたが、夕方に仕事を終えて自宅に帰ると、外での顔とは正反対に、妻・アルレッティ(カティ・オウティネン)と愛犬・ライカの事をとても大切にしていました。


ル・アーヴルの靴みがき [Blu-ray]
キングレコード
2017-08-02

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ル・アーヴルの靴みがき [Blu-ray] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



ある日、ル・アーヴルの港で、中から何か不審な物音がするコンテナが発見されます。通報を受けた警察官が駆け付け、コンテナの扉を開けると、そこには、大勢のアフリカ人の姿が。彼らは、アフリカ・ガボンからやって来た不法難民でした。


出口のない夢―アフリカ難民のオデュッセイア
新曜社
クラウス ブリンクボイマー

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 出口のない夢―アフリカ難民のオデュッセイア の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



警察官が不法難民を1人ずつ検挙している時に、不法難民の少年の1人・イドリッサ(フロンダン・ミゲル)が、警察官が目を逸らした隙を見て、逃亡します。イドリッサは、すぐに海に飛び込み、しばらくして、港の周辺で泳いでいると、「チーズサンドを食べないか?」と、声を掛けられます。声の主は、買ったばかりのチーズサンドを頬張っていたマルセルでした。



数日後、アルレッティが突然、自宅で倒れ、近くの病院に入院します。主治医から不治の病を患っている事を告げられたアルレッティは、症状の事は、一切、マルセルに内緒にしてほしいと主治医に頼みます。自分を病院に連れていってくれたマルセルには感謝していましたが、もし、症状の事がマルセルの耳に入ったら、かなり心を痛めるのではないかと心配したのです。



一方、アルレッティのいない自宅には、マルセルの他に、なんと、イドリッサの姿がありました。ロンドンに住む母親に会うためにガボンを離れたというイドリッサを助けない訳にはいかないとマルセルは考え、ロンドンへ向かう目処が付くまでの間、面倒を見る事にしたのです。しかし、これでイドリッサが安心できた訳ではありません。イドリッサは、あくまで不法難民の検挙をすり抜けた身、つまり、警察官に追われている身です。イドリッサがマルセルと一緒にゆっくりと時間を過ごしている間にも、警視のモネ(ジャン=ピエール・ダルッサン)が何らかの手掛かりを探し続けているのです…。



この映画でメガホンを取ったのは、フィンランド出身のアキ・カウリスマキ監督です。1983年に「罪と罰」で初めて長編映画に挑んで以来、社会の片隅で強く生きる人々を描いてきました。そして、今回取り上げた「ル・アーヴルの靴みがき」では、移民問題をテーマに、アフリカ・ガボンからフランスにやって来た不法難民の少年と、彼の願いを叶えようと奮闘するフランス人との深い絆が描かれています。



アンドレ・ウィルムが演じたマルセルは、物語の前半で何かと横着な行動を繰り返していて、思わず「こんな大人はいかがなものか」と思いましたが、後半でイドリッサと真摯に向き合う姿を見て、あの前半のシーンの数々は、1人の人間を助けるためなら、多少アウトローな事を厭わないというマルセルのキャラクターを強調するのに凄く効果があったのだと気付きました。



また、フロンダン・ミゲルが演じたイドリッサは、警察官の目の前で怯える様子がなかったのが印象に残りました。彼のような役は、「もし、警察官の視界に自分が入ったら、自分の命が危ないかもしれない」と、常に怯えるイメージがありますが、この映画に登場するイドリッサには、そんな様子が全くなかったので、現実の世界でこのような場面に遭遇した事は今まで全くありませんが、イドリッサのように自然体のままでいる人は少なくないのではないかと思うと現実味が感じられました。様々な意味で、真に迫るものを感じた映画でした。


ル・アーヴルの靴みがき [DVD]
キングレコード
2017-08-02

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ル・アーヴルの靴みがき [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ル・アーヴルの靴みがき(2011年 フィンランド・フランス・ドイツ) 外国映画案内〜週末に一人で観てみたい〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる